
「ふぅ、あの時はホントきつかったぜ…。」

「おきワタ君どうしたの?」

「クライアントのWEBサイトを制作した時に
信じられないようなトラブルがあったんだ…」

「え?気になる!」

「苦い思い出だけど、少し教えてあげるね…。」
- WEB制作初心者
- WEB制作を勉強中の方
- これからWEB案件を取りたい方
- 地雷を回避出来る
WEBについて詳しくない人は、時に信じられない要求をしてきます。
わたっちが経験した、危険な案件を紹介します。
【ケース1】無茶苦茶おじさん
- 予算2万円
- 月額3000円
- デザイン要望なし
- 素材提供なし(紙の料金表だけくれた)
- LP型のコーポレートサイト
- とにかく安く、検索は上位にしたい
すでに恐ろしい匂いがします。
業種名は伏せますが、内容を見ただけでもかなり危険です。
とにかく安く!結果の出るサイトを作れ!
って事です。
「お金をかけたくないのであれば、Googleマイビジネスとか、SNSで頑張ってみたらどうでしょうか…?無料で作れるWEBサイトもありますよ?」
って提案したんです。
でもちゃんとしたWEBサイトがほしい、の一点張りで、全く聞く耳を持たず。
(ちゃんとしたの定義がまじで謎です。)
しかも厄介なことに、顧客からの紹介だったので、すごく断り辛かったのです…。
結局折れる形で、話が進み、サイトとして最低限の形で作ることになりました。
ただ、絶対にトラブルになる自信があったので、検索で上位を取るのは不可能なこと、この程度のサイトであれば作る必要がない、ってことを念押ししました。
それでも良いと言ったので、しぶしぶ作ったのですが、まぁ結果は想像通りです。
検索圏外、6ヶ月サイトからの問合せ無し。
事前に念押しした結末です。
案の定ブチギレです。
「なんで上位に出ないんだ!お前らプロだろ!仕事しろ!」
散々言われたので、こちらからお願いして契約を解除してもらいました。
100円でビックマックセットを頼もうとしている人間は、要注意です。
(無料に飛びつく人間も要注意。)
実績ほしさに、安請負いしてしまっても、地雷を踏むと実績にはカウント出来ないので、最初に断る方が身のためです。(会社員は断れない時があるんや…)
- 無茶な案件は絶対受けない
- 話を聞かない人とは仕事しない
- 安請負いをしない
- 事前に注意点を必ず伝える
【ケース2】お金払わないおじさん
- オリジナルデザイン(参考サイトあり)
- コーポレートサイト
- ドメイン、サーバー先方用意
- ファイルをサーバーに入れて完了案件
かなり割愛してますが、なんとなくのイメージでOKです。
新規のお客さんでした。

「こんな感じのサイトを作りたいんだけど…」
LPのコーポレートサイトでした。

「このサイトの作りだと、SEOも弱いのでおすすめしないです。」
「せめて階層をちゃんと分けて、5ページぐらいにしましょう。」
ってわたっちは提案しました。
しかも業種が全然違っていて、全くイメージが合わないんです…。
しかし、その担当者は「とりあえず、間に合わせだから大丈夫!」
ってことで、話は進みました。
・長期的に運用するんだから、最初に作り込んだ方が良い。
・1ページでは、SEOが弱すぎる。
・デザインがイメージに合わない。
など、いろいろ説明した上でも、「これで大丈夫だから!」って感じで、作っていきました。
もちろん、中身がスカスカなので、デザインからコーディングまで、約10日程度で終わりました。
(費用は15万程度です。)
サーバーに入れて、ドメインを設定して、ブラウザで確認してもらいました。
「OK!バッチリだよ!ありがとうございました。」
って感じで、すぐに終わったんですが…
事件はこのあとです。
見積もりの時に納品完了払いで記載していたので、先方がOKを出したタイミングで、請求書をお送りしました。
「経理と、上の人間に回しておく」言われました。
それからしばらくして…
その会社のお偉いさんから電話が来たんです。
(70代ぐらいのおっちゃんでした。)
「おたくら、とんでもないサイト作ってくれたな。」
「みっともないもの作りやがって。」
はい?どういうことですか?
とりあえず、話したいから、時間がある時に来いって感じで呼び出されました。
(こっちが悪いの?って感じでしたが…)
話を聞くと、その会長さんは最初に連絡をくれた担当者に丸投げしていたらしく、自分が想像したWEBサイトとは、全く違うとのことでした。
「今になって言われても、最初に話した仕事は完了してますし、担当者とも事前にやりとりしています。」
「そちらの社員の指示でこちらは動いてるので、こちらに非はありません。ちゃんと支払いをしてください。」
って感じで、担当者とのメールも全部印刷して持っていっていきました。
しかし、その内容を読んでも、納得しませんでした。
次第には、連絡もつかず、支払いの催促も無視。
こちらも泣き寝入りをする訳にはいかないので、裁判所から通達してもらいました。
そしたら、すぐ振り込まれていたって感じです。
2度と関わりたくない会社です。
わたっちが間違ったとしたら、前金で支払ってもらわなかったことですね。
それ以降、新規のお客さんは全て、前金をお願いしています。
(総額の10%とかでもOKにしてます。)
- 支払いのタイミングをしっかりする
- 可能であれば、いくらか前金でもらう
- 新規のお客さんには気を付ける
- おじさんは気を付ける
ドメインくれくれ業者
- 別会社に管理を移行したいクライアント
- 別のWEB制作業者からの連絡
これは一番ビビったトラブルです。
サイトが古くなって、リニューアルをする機会に、管理会社を変えたいってクライアントがいました。
それ自体は、たまにあることなのですが、驚いたのが、クライアントから直接依頼があったのではなく
次の管理会社の担当者からの連絡だったんです。
まぁ、ドメインを移管するだけなので、そこまで大変ではないんですが。
で、上司に相談すると、その管理会社と過去に揉めた経験があったそうなんです。
なので、あそこには渡すな。
って言われて、クライアントにも相談しました。
しかし、一番困るのはクライアントです。
ドメインのことなんて、全然詳しくないし、また1からのスタートになるのは困ると。
(そりゃ、そうですよね。)
個人的には、移管してもいいじゃんって思ってたんですがその管理会社は、まぁまぁやばめでしたw
(メールの文面が脅迫めいていましたしw)
たしかにこの会社には渡したくないな〜って思いましたねw
まぁそんなこんなで、クライアントが板挟みの状態で渡す、渡さないで揉めていると、クライアントから思いがけないことがありました。
実は、向こうの管理会社に「もし御社に、ドメインを返してって言ったら返してくれるんですか?」
って聞いたらしいんです。
そしたら、「契約上、ドメインをお渡しすることは出来ない」と、言われたそうですw
クライアントもビビってました。
「人にはあげないくせに、他からは貰うんかい!」ってw
まぁそれが決めてになって、移管はなしでうちでリニューアルをする事になりましたw
(最初で相談してくれよって思いましたが…。)
- データ上の所有権もはっきりしておく
- 他社からではなく、クライアントから話を聞く
- 自分に不利な情報も必ず伝える
クライアントが離れてしまうかもしれない!
って焦って、囲ってしまうとかえって信用が無くなってしまうので、なんでもちゃんと伝えた方がいいですねw
横の繋がりも大切ですが、そのWEB会社とは仲良くなれそうにないですw
まとめ
どんな仕事でも、トラブルは付き物ですが、上の3つは、正直ビビリましたね。
でもそのおかげで、事前にトラブルを回避できるようになりました。
- 人の話を聞かない
- 無茶苦茶な要求
- 誠実さがない
これに当てはまる人が来たら、全力で避けることをおすすめします。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。